
NTTデータの将来性は?
NTTデータはSIer業界の最大手。
SIerへの転職を考える方は、一度はNTTデータを検討するのではないでしょうか。
今現在、好調にビジネスを行っているNTTデータですが、今後の将来性はあるのでしょうか?
SIer勤務5年の夫婦が、NTTデータの将来性を
- 国内事業
- 海外事業
- テクノロジー
の観点からまとめました。

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NTTデータの将来性:
NTTデータとは

NTTグループは、バブル期には時価総額世界一にもなった日本を代表する企業。
NTTデータは、そんなNTTグループのSIer企業です。
NTTグループの核子会社として、3兆円の売上を誇る巨大企業です。
直近の売上高は右肩上がりで、売上・営業利益は下記の通り。
SIer業界の中でもトップを争う売上規模に成長しています。
企業名 | 売上(百万円) | 営業利益(百万円) | 営業利益率 |
---|---|---|---|
NTTデータ | 2,551,900 | 212,600 | 8.33% |
また、NTTデータの平均年収は850万円程度。
世の中の平均443万円(*)を大きく上回っており、転職市場でも人気の企業です。
(*)国税庁「令和3年分民間給与実態統計調査」
このようなNTTデータの将来性を、
- 国内事業
- 海外事業
- テクノロジー
の観点からまとめました。
NTTデータの将来性:
①国内事業

NTTグループは、国内大手企業との関係性を武器に、参入障壁の高い岩盤事業を展開しています。
NTTデータの国内事業は、3つのセグメントで行われおり、それぞれの売上は下記の通り。
セグメント | 2023年度売上 |
---|---|
公共 | 4,957億円 |
金融 | 4,866億円 |
法人 | 4,043億円 |
国内事業合計 | 27,256億円 |
各セグメントの事業内容について解説します。
金融セグメントでは、
- メガバンク
- ネット銀行
- 地方銀行
などの金融機関向けのITサービスを幅広く提供しています。
中でも、柱の一つは地方銀行向け基幹システムビジネスです。
NTTデータは金融機関に必要不可欠な下記の領域で、地方銀行向けに共同利用型のシステムを提供。
- 勘定系システム
- インターネットバンキングシステム
地方銀行としては、なるべくお金をかけたくないものの、障害が起きると行政指導が入るような大問題になるので、下手にコストを削れません。
そこでNTTデータは共同利用型システムを提供することにより、コストを抑えつつ高品質なシステムを提供しています。
約4割の地方銀行が利用するほど、高いシェアを誇ります。
その他にも、
- 日銀ネット
- 全銀ネット
- インターネットバンキングシステム
といった金融世界のインフラシステムを握っており、これらが利用されるとNTTデータに売上が上がる構図になっています。
どれも障害が起きてはならないインフラなので、既存のシステム仕様を熟知しているNTTデータが圧倒的優位。
スイッチングコストは極めて高いので、まさにNTTデータの国内事業の牙城と言えるでしょう。
昨今は次世代勘定系システムの検討にも取り組んでいます。
公共セグメントは、
- 官公庁
- 自治体
にSI事業を展開するセグメントです。
NTTデータは国内最大級のSIer、および政府の資本が入っているだけあり、国との結びつきが強いです。
日本全体のシステムなので
- 失敗できない
- 大規模な開発が必要
という点で、NTTデータのような巨大SIerの出番となります。
一例として、マイナンバーやe-taxなど私たちの生活の基盤となるサービスを手掛けています。
そういった動きにうまく入り込むことで、収益を上げています。
法人セグメントは、金融・公共以外の業態向けに事業を展開しています。
中でも「CAFIS」は日本最大級のクレジットカード決済プラットフォームです。
日本国内のほぼ全ての金融機関やカード会社と接続しており、クレジットカード決済におけるスタンダート。
この基盤上でクレジットカード決済がされるたび、NTTデータに売上が上がります。
このようにNTTデータは国内で高シェアの国内事業を展開しています。
NTTデータの将来性:
②海外事業

国内経済は頭打ちな一方、世界経済はこれからも成長します。
日本企業が持続的に成長するには、海外の成長をいかに取り込めるかが肝です。
この点NTTデータは、2000年代初めから計画的に海外進出を進め、2023年時点の海外売上比率は4割を誇ります。
SIer業界としては日立製作所に次ぐ第二位の比率です。
今後、グローバルTOP5のITベンダーになることを目指しており、2025年には海外売上比率を6割を目標にしています。
SIer業界においてNTTデータは海外売上比率の高さや、意欲において最上位層。
これらの戦略が功を奏せば、国内の岩盤事業を合わせ、会社として持続的な成長が期待できると考えられます。
なお、NTTデータが直近で買収を行なった会社など、SIerの海外進出については、下記にまとめています。

NTTデータの将来性:
③テクノロジー

NTTデータの親会社、NTTグループはIOWN構想を掲げ、2030年代の実用化を目指しています。
NTTグループの中期経営計画では、12兆円の投資が予定されているまさに肝入りの事業です。
「Innovative Optical and Wireless Network」の略で、光を使った次世代のコミュニケーション基盤のこと。
平たくいうと、次世代のインターネット通信基盤のことです。
特徴はなんといっても、通信性能です。
現在のインターネット通信に比較して、
- 電気消費量が100分の1
- 電送容量が125倍
- 遅延が200分の1
になると言われています。
IOWN搭載のチップが開発されれば、スマホの充電が年間一回で済むとも言われる、とにかく革新的な技術構想。
IOWNが実用化された暁には、
- 自動運転の高度化
- 遠隔医療の実現
- 農作物の需要予測によるフードロスの削減
など、様々なユースケースが見込まれています。
なんといっても現在私たちが使っているインターネットとは比べ物にならない超高速・低遅延の通信です。
どのユースケースにも、最終的にはシステム開発が欠かせず、そこがNTTデータの役割。
NTTデータはIOWNの社会実装を担うことで、競合他社にはない新たな価値を提供すると見込まれます 。
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NTTデータの将来性
まとめ

NTTデータの将来性について、
- 国内事業
- 海外事業
- テクノロジー
の観点からまとめました。
NTTデータは岩盤の国内事業を展開しつつ、海外進出を進めています。
また、NTTグループ肝入りのIOWNが商用化された暁には、NTTデータにも大きなビジネスチャンスが訪れるでしょう。
この内容を参考に、NTTデータの将来性を考えてみてはいかがでしょうか。
最後までお読み頂きありがとうございました。