
SIerって本当にテレワークできるの?
就職先や転職先を検討するにあたって、テレワークができるかは、非常に気になりますよね。
夫婦ともにSIer企業に勤めるたわしたちが、下記について解説します。
- SIer企業のリアルなテレワーク事情
- コロナ前後での変化
- SIerがテレワークをしやすい理由
結論、SIerは数ある業界の中でも、テレワークが進んでいる業界です。
テレワークができるかどうかで、働き方は大きく変わります。
SIerへの就職・転職、テレワークに興味がある方は是非参考にしてみてください。

SIer企業のテレワークの実態
SIer営業


出社・外出頻度は、アベレージ週1,2回程度だよ
ゼロの時もあれば、週4回の時もあり、予定によってまちまち。
社内都合で出社が必要な場合はほぼ無く、
- 顧客訪問
- 顧客訪問に伴う印刷準備
などの顧客都合での出社・外出がメインです。
コロナもだいぶ落ち着いてきたこともあり、大事な顧客訪問は対面で行う風潮になっています。
ただ、顧客もテレワークが主なので、SIer側は対面でミーティングをしたくとも、顧客側が出社しておらず、オンラインミーティングになることも多々あります。

今でこそ、超充実したテレワーク環境ですが、コロナ前はテレワークという概念がありませんでした。
毎日出社が普通で、家庭の事情などがない限り、在宅勤務の選択肢は無かったです。

日帰り出張や遠出も多く、一日の大半が移動時間…なんてことも
また、会社で契約しているテレワークオフィスはあったものの、正直、気軽に使える雰囲気ではなかったです。
コロナ前後で会社の常識が大きく変わったな…と実感しています。
営業はお客様アポが多いですが、テレワークで移動時間が最小限になることで、副業など自由に過ごせる時間が増えました。
SIer企業のテレワークの実態
SIer SE

現在は、新人教育のために週1,2回程度で出社しています。
プロジェクト立ち上げ時や重要な顧客会議などの場面では、対面ミーティングがあったりしますが、基本的にSE(システムエンジニア)は、顧客都合で出社・外出することは少なく、社内都合の場合が多いです。
社内都合の出社なので、出社時間や場所などは、比較的融通が効きやすいです。

教育がある程度終わったら、完全テレワークにシフトしていく予定だよ

くろや妻の会社は、コロナ前から比較的テレワークがしやすい環境でしたが、しやすいと言っても月数回程度が限度。

毎日テレワークなんて想像もつかなかったよ
コロナ後はほぼテレワークとなり、通勤時間が無くなったため、家事との両立がしやすくなりました。
社内でも「移動時間がもったいない」という意識が強くなり、生産性が一番高い場所で働こうという風潮も出てきています。
子育てママさんの中には、テレワークによって時短勤務をしなくて済むようになった人もいますし、一人一人が自分に合った働き方を実現できています。
SIer業界にテレワークが浸透する理由

システム開発は、ノートPCを使って開発を行なっていきます。
PCに触れられる環境であれば、会社だろうが、自宅だろうが、カフェだろうが、基本的にどこでも作業が可能です。
下記のような場面では、コミュニケーションが求められるため、出社頻度をあげて対応することがありますが、
- プロジェクト立ち上げ時
- リリース直前
- トラブル対応時
通常時であれば、リモートで問題なくできます。

むしろ、リモートの方が生産性が高いというSEも多いよ
また、
- Microsoft Teams
- ZOOM
- Slack
などのツールが普及してきたことで、テレワークでも効率的なコミュニケーションを取ることができています。

いくら自社のテレワークが進んでいても、顧客側が整っていなかったら、テレワークは難しいです。
顧客に対面打ち合わせを要求されたら、出向くしかありませんからね。
その点、SIerにシステム開発を依頼する会社は、中堅規模以上の会社が多く、顧客側のテレワーク環境が整っている場合が多いです。
ZOOMなどのWeb会議用の設備はもちろんですが、電子契約システムなどでペーパーレスが進んでいることも多く、郵送物のためにわざわざ出社するといったこともほとんどないです。

SIerの仕事は、顧客が要望するシステムを着実に作り上げることです。
世の中的に、
- 企画などの検討
- ディスカッション
などのような創造的な打ち合わせの場合は、対面コミュニケーションが好ましいとされますが、システム開発にそのような場面はあまりありません。
基本的に、合意した要件を着実に作り上げるためのコミュニケーションになるので、特段のトラブルなどがない場合は、テレワークで事足りてしまうというわけです。
SIer企業のテレワーク実態
まとめ

本記事では、SIer企業のテレワークの実情をご紹介しました。
SIer業界はテレワークが行いやすい仕事内容・環境にあると言えます。
実際に私たちSIer夫婦も大半はテレワークで仕事を行なっており、プライベートとの両立がしやすく、とても働きやすいと実感しています。
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最後までお読み頂きありがとうございました。