
SIer営業って転職できる?
SIer営業として働いている方、もしくは就職・転職を検討されている方にとって、「転職」は気になるテーマですよね。
結論、SIer営業からの転職は十分可能ですので、心配する必要はありません。
- SIer営業として働く筆者が、実体験をもとに、SIer営業の人気の転職先3選をご紹介します

SIer営業の人気の転職先3選

SIer営業からのキャリアアップとして、最も人気な転職先が外資系ITベンダーです。
例えば、
- Salesforce
- Amazon
など、製品ベンダーや大手クラウドベンダーなど、様々です。
SIer営業から外資系ITベンダー営業へ転職する方の転職理由・傾向や活かせるスキルを解説していきます。
転職理由の多くは、「自分のスキル・活躍に見合った評価及び報酬を得たい」ということです。
外資系ITベンダーに転職する方は、より大きなやりがい・裁量を求める優秀で実力のある社員が多いです。
しかしながら、SIer営業は下記のような特徴があり、個人の能力が定量的に評価されにくい場合があります。
- SEとチームで提案活動を行うため、営業主体の場面が少ない
- 営業せずとも、継続案件で自動的に売上が上がることがある
現状の評価に不満を感じており、もっと個人としてガツガツ働きたい!評価されたい!という方には、外資系ITベンダーの裁量評価が魅力的に感じるのでしょう。
SIer企業で身につけた下記のスキルは、外資系ITベンダーでも活かせます。
- 大規模案件のチームでの提案経験
- 社内外の人脈
- 課題ヒヤリング能力
特に、SIerでの大規模案件へのチームでの提案経験は貴重で、この経験を強みに転職先でも活躍している方が多いです。

SIer営業からの転職先として、IT系スタートアップ企業もメジャーです。
例えば、
- sansan
- free
- ラクス
など、SaaS系を中心に、自社製品・サービスを扱っている企業です。
SIer営業からIT系スタートアップ企業の営業へ転職する方の転職理由・傾向や活かせるスキルを解説していきます。
転職理由の多くは、「自社製品を売って、どんどん営業力を磨きたい」ということです。
SIer営業は、大規模かつ複雑なシステムを担当することが多く、担当システムについてよく分からないことも多いです。
開発をしているSEの方が圧倒的に詳しく、営業としての立場を見失うことも。そんな中、
- 自分が何を売っているのか分からず、手応えがない
- IT営業としてのスキルが習得できていないのでは…
など、今後のキャリアについて危機感が湧いてきます。
その一方で、自社製品を持っているIT系スタートアップ企業は、営業は「いかに自社製品を売っていくか」という明確なミッションがあります。
SIer営業から見ると、下記のような特徴からIT営業としての「営業力」を鍛えることができる場に見えます。
- 扱っている製品がSIerの重厚長大なシステムよりキャッチアップしやすい
- 幅広い顧客に同じ製品を売るため、製品・IT知識が身につけやすい
SIer企業で身につけた下記のスキルは、IT系スタートアップ企業でも活かせます。
- 顧客の業界知識
- 大規模案件のチームでの提案経験
- 社内外の調整力
特に、SIerで身につけた顧客の業界知識は、IT系スタートアップ企業でも自身の強みとして活かせるでしょう。

SIer企業から同業他社であるSIer企業に転職する人も一定数います。
例えば、
- NTTデータ
- 日立製作所
- 野村総合研究所
など、メーカー系SIerから独立系SIerなど、様々です。
転職理由の多くは、「職場環境を変えたい」「手堅く収入アップしたい」ということです。
SIer営業の働き方ややりがいは自分に合っているけれど、職場環境や給与面で心配事・不安がある、という方は転職を考えることになります。
- 風通しの良い企業文化・職場環境に行きたい
- 福利厚生が手厚い企業に行きたい
- もっと給与水準が高い企業に行きたい
転職とはいえ、同業ですので、転職後の仕事内容に対するギャップが生まれにくいというのも、魅力の一つです。
同業他社への転職ですので、今までSIer企業で身につけたスキルは、基本的に活かせます。
特に下記のようなスキルがあると、強みとしてアピールしやすいでしょう。
- 大規模案件のチームでの提案経験
- 顧客業務の理解
- 売上達成までの計画・実行力
売上達成までの計画・実行力については、再現性をアピールできる大きな強みとなるでしょう。
また、世の中のSIer企業は社内の高齢化が進んでいるので、若手〜中堅の業界経験者は重宝されるでしょう。
SIer営業の人気の転職先3選
まとめ

本記事では、SIer営業の人気の転職先3選をご紹介しました。
SIer営業の人気の転職先は「外資系ITベンダー」「IT系スタートアップ」「SIer(同業他社)」です。
SIer営業は転職にも潰しの効く仕事なので、この記事で紹介した以外にも様々な転職の可能性があるでしょう。
転職をしようか考えている方は、ぜひ下記の記事をお読みください。
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最後までお読み頂きありがとうございました。